
そもそも、質の高い記事ってどんな記事なの?
検索上位に表示されるためには、何をしたら良いの?
という方に向けて、質の高い記事とはどんな記事なのか、検索上位に表示されるための方法、さらに質の高い記事の書き方を全て解説します!先に答えを言ってしまいますが、検索上位を決めているのはGoogleです。さらにGoogleは、「どのようなウェブサイトを検索上位に表示しているか」という情報(SEOスターターガイド)を公開しています。しかし、3万文字を超えた長文なうえに英語を日本語変換したような文章なので、とても読みづらいです…。そこで、この記事では読みやすさを重視してポイントを全てまとめました。あなたの記事が上位に表示されるために、GoogleのSEOを理解し検索上位に表示されるようになりましょう!
※当記事は2020年1月時点でGoogleが公開している情報に基づいて執筆しています。Googleのアップデートにより質の高い記事の評価方法を変更した場合は速やかに当記事の内容も変更しますが、Googleのアップデートと当記事の更新で多少のタイムラグがあることをご了承ください。
質の高い記事の基準はGoogleが決めている
先ほどもチラッと触れましたが、検索上位に表示される記事を決めているのはGoogleです。2020年1月時点では、Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使っているため、日本の検索エンジンはGoogleの一人勝ちです。
パソコン(デスクトップ)ではYahoo!とGoogleを足すと88.42%です。(2020年1月時点)
Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share
モバイル(スマホなど)ではYahoo!とGoogleを足すと99.3%です。2020年1月時点SafariもGoogleの検索エンジンを使っているので、携帯で検索をする時はほとんどの人がGoogleに依存している状況です。
Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share
パソコンもモバイルもGoogleのシェアは非常に高く、質の高い記事の基準はGoogleによって決められていると言っても過言ではありません。そのためGoogleの判断基準に合わせて質の高い記事を書く必要があります。
質の高い記事が得られるメリット
質の高い記事を書くことで得られるメリットは検索上位に表示されやすくなることです。ただし、質の高い記事の評価方法はGoogleのアップデートにより変化するため今後も最新の情報をキャッチし続ける必要があります。
また質が低い記事だと現在のアクセスが多かったとしても、将来の検索順位が低下する可能性を秘めています。なぜなら同じような情報量で質の高い記事が出現するとGoogleは質の高い記事を優先するからです。そのためGoogleの検索上位に長期間表示させるには情報量も多く、質の高い記事にする必要があります。
質の高い記事の条件【Googleが公言】
Googleはどのようなウェブサイトを検索上位に表示しているかという情報(SEOスターターガイド)を公開しています。3万文字を超えた長文で文章も読みづらいのでポイントを全てまとめました。
サイトマップをGoogleに送る
サイトマップとはサイト内のページリンクをまとめたページのことです。独自に作るのは大変なのでプラグインを使いましょう。プラグインを使えばサイトマップは簡単に設定できます。僕がGoogleにサイトマップを送るために使っているプラグインはGoogle XML Sitemapsです。インストールして有効にするだけで設定が終わるので今すぐに設定しましょう。
本文と関係するタイトルを付ける
本文と関連するタイトルを付けましょう。この時にGoogleは関連しているかどうかの判断で同じ単語が使われているか、タイトルに使われている単語と関係性の強い単語(共起語)が使われているかをチェックしています。
- ページの内容と関連のないタイトルにする
- 無題や新しいページ1など、内容が分からないタイトルを使用する
- 複数のページで同じタイトルを使う
- ユーザーの役に立たない長いタイトルを使用する
- 不要なキーワードを乱用する
見出しタグを設定する
見出しタグとはワードプレスで記事を書く画面の左上にある段落のことです。見出し1はタイトルのことなので、実際に使うのは見出し2以降になります。見出しを使っていない人は必ず見出しを使うようにしてください。
見出しはタイトルと関連性のある内容かどうかをGoogleが判断するために非常に重要な役割を担います。
ただし見出しの使い過ぎには注意です。
見出しタグは意味のある場所で使用してください。ページ上の見出しが多すぎると、ユーザーがコンテンツを読みにくくなり、1 つのトピックがどこで終了して次のトピックがどこから始まっているのか判断しにくくなります。
見出しが多すぎると判断する基準は公開されていませんが、本文500文字に対して1見出しであれば問題ありません。
descriptionメタタグを設定する
聞きなれない人もいるかもしれませんがdescriptionメタタグ(メタディスクリプション)とは検索結果に表示されるサイトの説明文です。検索結果のタイトルの下に表示されるので、SEOだけでなくクリック率にも影響があります。descriptionメタタグでは本文を要約した文章を入れましょう。文字数の制限はありませんが、検索結果で説明が完全に表示される程度の長さ(約90文字)にすることをGoogleでは推奨しています。descriptionメタタグはコピペではなく、必ずページごとに設定してください。
SSL化
ウェブサイトのURLがhttpsで始まっていればSSL化は出来ています。SSL化されていないとウェブサイトの安全性が保障されていないということでGoogleから低評価を受けてしまいます。もしSSL化が出来ていない場合は、すぐに取り組みましょう。
エックスサーバーを使っていてSSL化が終わっていないという人は【独自SSLを設定】と【ワードプレス最低限の設定】で画像を使いながら解説しているので参考にしてください。
サイトの階層を整理する
【サイトの階層を整理する】【構造化データ マークアップを追加する】と言われて「あーなるほどね」と思わなかった人はSEOに強いワードプレステーマを使用しましょう。このブログはDiverを使用しており、おすすめのワードプレステーマでも紹介しています。
分かりやすいURL
URLを初期設定からカスタム構造にしていない人は今すぐにやりましょう。URLの設定を変える方法はワードプレス最低限の設定で解説しています。
またURLに日本語を含めると理解できない英語に変換されるのでURLは英語だけを使いましょう。
冒頭とまとめを書く
トピックの始まりと終わりをユーザーが判断しやすいようにコンテンツを整理するのが常に効果的です。
- 冒頭では記事の内容について書く
- 目次を用意する
- 最後に記事のまとめを書く
この3つを実行すると記事が整理されて評価されやすくなります。冒頭とまとめを意識して書くことで質の高い記事と判断されるうえに、読みやすい文章になるので必ず実行しましょう。
目次はプラグインでEasy Tabla of Contentsで簡単に設定できます。
誤字脱字を無くす
誤字脱字・文法の間違いが多いと低品質な記事だと判断されてしまいます。内容が良くても誤字脱字で低品質だと判断されては勿体ないですよね。MicrosoftのWordに文章を貼り付けると誤字脱字や文法の間違いなどを見つけてくれるので、チェックする習慣を付けましょう。
独自の文章を書く
既にある記事を少し変えただけの文章では質の高い記事であると評価してもらえません。そのため必ずユーザーにとって役に立つ内容を追加しましょう。
この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
記事が、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
独自性のないコンテンツに関してはGoogleでは評価しないことも公言しています。
避けるべき方法:
ユーザーに付加価値をほとんどもたらさない、既存のコンテンツの焼き直し(またはコピー)。
サイト上にコンテンツの複製やほぼ同じバージョンを掲載する。
現在、検索上位に表示されている記事と同じような内容の記事を書いても評価してもらえません。そのため検索上位に表示されるためには必ず独自性が必要になるのです。
- 記事を書く前に検索上位にある記事を確認
- 書かれている内容は網羅しながらも、書かれていないことを付け加える
- 付け加える情報は分析・興味深い情報・体験談のいずれか
E-A-T
E-A-TとはGoogleが重視する評価項目です。
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- Trustworthiness:信頼性
この3つの条件を満たす記事は質の高い記事だとGoogleは評価してくれます。非常に重要な概念なのでE-A-Tに関する評価を高める方法は別記事で解説します。只今準備中です。
十分な内容がある
読者が十分満足できる記事をGoogleは質の高い記事だと評価しています。そのため読者が必要な情報を考えて全て盛り込むようにしましょう。
ページでレシピを紹介する場合は、食材のリストや料理の基本的な説明だけでなく、手順がよくわかる詳細な料理方法を説明します。
本文の妨げになる広告は避ける
記事の邪魔になる広告をGoogleは質の高い記事だと判断しません。
- 記事の途中に広告が入る
- ポップアップで広告が表示される
- 過剰な広告
読み手のことを考えて、広告は邪魔にならないように出しましょう。
リンクは分かりやすいテキストで説明する
リンクを張る時に【続きはこちらの記事です】というテキストにリンクを張るとGoogleは質の高い記事だと評価しません。テキストにはリンク先記事の内容を簡単に説明ましょう。イメージが湧かない方はこの記事でのリンクの使い方を参考にしてください。
またリンクを直で貼ることも避けた方が無難です。
ページの URL をアンカー テキストとして使用する(ただし、新しいウェブサイトのアドレスを宣伝したり参照したりする場合など、このような使い方が適当なケースもあります)。
画像にテキストを入れる
画像に代替テキストを設定することで、Googleが画像を本文と関係のある画像であると判断してくれます。面倒ですが画像の名前も意味のある名前にしましょう。
また画像はサイトが重くなる主な原因なので、必要以上に画像を使わないようにした方が良いです。
サイトをモバイルフレンドリーにする
現在はモバイルが主流なので、モバイルでもちゃんと表示されないと質の高い記事だと評価されません。プログラミングが出来ないと何とかなる話ではないので、モバイル表示に対応しているワードプレステーマを選ぶようにしましょう。
SNSなどの拡散
SNSなどで記事が拡散されると、Googleは質の高い記事だと評価します。しかしいくつか気を付ける点をまとめました。
- たいした量のないコンテンツを作成するたびに宣伝する
- 相手の迷惑を考えずにあちこちにリンクを送る
- リンクを購入する
Google SEOルールの隙を突いた悪質なやり方は基本的にペナルティの対象だと考えてください。悪質な方法で検索順位を上げたサイトは、遅かれ早かれグーグルアップデートでサイトが圏外に飛ばされてしまいます。絶対にやらないようしましょう。
質の高い記事のまとめ
質の高い記事を書くためには気を付けなければいけないことが沢山あります。一度に全部やるのは大変だと思うので、取り掛かりやすいところから少しずつ質を上げていきましょう。
- サイトマップをGoogleに送る
- 本文と関係するタイトルを付ける
- 見出しタグを設定する
- descriptionメタタグを設定する
- SSL化
- サイトの階層を整理する
- 分かりやすいURL
- 冒頭とまとめを書く
- 誤字脱字を無くす
- 独自の文章を書く
- E-A-T
- 十分な内容がある
- 本文の妨げになる広告は避ける
- リンクは分かりやすいテキストで説明する
- 画像にテキストを入れる
- サイトをモバイルフレンドリーにする
- SNSなどの拡散