
「起業したいけどアイデアが思いつきません。どんなアイデアで起業したら良いですか?」という質問にお答えします。
成功する起業のアイデアを考えるのは大変です。深掘りしていくと上手くいかない原因がすぐに出てきて行き詰まってしまいますよね。でも着眼点を変えれば、成功する起業のアイデアは簡単に見つけることが出来ます。今回の記事では今回の記事では良いアイデアを思いつくための思考法について書いています。この記事に書いてある思考法を実践して、起業を成功させましょう!
良い起業アイデアとは
起業を精神論で語ることも出来ますが、せっかく挑戦するなら成功確率が1%のアイデアよりも成功確率が80%のアイデアに挑戦したいですよね。良い起業アイデアとは成功確率が高いうえに、成功した時の利益が大きいアイデアのことです。
ただし、成功確率や利益に捕らわれてしまうと、本当に良い起業アイデアは思いつきません。良い起業アイデアとは困っている人を助けるアイデアのことです。
今回は3ステップで正解に辿り着く思考法をお話しします。
それと!あなたが起業して何をしたいかによって選ぶべきビジネスモデルは変わりますので、今回は3種類用意しました。
【利益を得たい人向け】起業アイデア思考法
Step 1 困っている人や困っている事を探しましょう!
あなたが困っているということは、あなた以外の人も困っているということです。
困っている人向けに商品もしくはサービスを作れば、困っている人たちが購入してくれます。
Step 2 困っている人に聞いてみましょう!
困っている問題を解決する対価として「お金をいくら払いますか?」と聞いてみましょう。
Step 3 困っていることの問題解決の方法を考えましょう!
Step 2で相手が言った値段の5%~20%ぐらいの値段で自分が出来るかどうか考えましょう。
Step 3まで出来たら合格です。このビジネスは成功する可能性が十分あります。
ポイントは2つあります。
一つ目は困っている人に意識を集中させることです。
「これがあれば便利なのに」や「こんなのあったら良いな」という商品は成功する可能性が非常に低いです。なぜなら困っていないことにお金を払うハードルは高いからです。
二つ目は値段設定です。
Step 2で相手が払うと言った値段を信じてはいけません。実際に払う金額はその半額かもしれないし4分の1かもしれません。本当に払う値段が分からないのでStep 2で相手が言った値段を話半分に受け止めて、厳しく見積もっても利益が出るのかを考えるのです。
この条件でも利益が出る問題解決法があるなら、そのアイデアを元にビジネスを始めるべきです。
- 困っている人に向けての商品を作ること
- 相手が払うと言っている価格は厳しく見積もること
【上場や事業を売却したい人向け】起業アイデア思考法
Step 1 困っている人や困っている事を探しましょう!
出来れば社会が抱える問題が良いです。利益を得たい人向けと似ていますが、スケールは拡大させましょう。
Step 2 困っている人と関わる人でお金を使う人を見つけましょう!
お金を動かさずに解決するのはボランティアになります。ビジネス自体が儲かるかどうかは置いておいて、お金を使う人を見つけます。
Step 3 お金を使ってくれる人と困っている人を結び付けます!
この時お金を払う人の要望を叶えられるかどうかが重要になります。
Step 3まで出来れば合格です。このビジネスは成功する可能性が十分あります。
【利益を得たい人向け】との違いは、儲かるかどうかよりも事業が拡大できるかどうかを重視していることです。
儲からなくても良いの?
上場や事業の売却による利益を考えている場合、儲からなくても良いです。AmazonもGoogleも儲かっていないどころか赤字です。赤字でも多くの人に使ってもらえるサービスは企業価値が高く評価されます。高い企業価値を付けてもらうには、利益よりもアクティブに利用してくれるユーザーの数が重要なのです。もちろん赤字なので出資してもらうことが前提となりますが、顧客からお金を出来る限り取らないことで、サービス自体は広がりやすくなります。利益を出す方法については、サービスが十分に広まってから真剣に考えれば良いでしょう。
【何が何でも成功したい人向け】起業アイデア思考法
とはいえ、どれだけ考えて、頑張っても絶対に成功するとは言い切れません。
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。- トーマス・エジソン -
エジソンほどの諦めない心を持つ必要はありませんが、それでも失敗は覚悟しておかなければなりません。
失敗した時に会社を倒産させてしまうと、再びチャレンジするためには一から組織や顧客を作っていかなければなりません。何が何でも成功したい場合、次の二つの事が大事になります。
- 会社が倒産しない程度の失敗に留めること
- 失敗しても顧客や取引先の信頼を失わないようにすること
つまり失敗が小さな失敗になるようにコントロールするということです。仮に失敗しても、小さな失敗に留めることが出来れば、頑張って築き上げてきたネットワークをすぐに次のビジネスに生かすことが出来ます。
最後に
今回の記事では、成功する起業アイデアの考え方について紹介しました。成功するアイデアとは困っている人を助けるアイデアです。困っている人を見つけるために、自分の身の回りのことを振り返って考えてみましょう。困っている人を見つけたら、深掘りしていけば必ず良いアイデアが生まれます。困っている人を助けて、あなた自身も利益が得られるビジネスアイデアを見つけてください。
アイデアが思いついた方は起業で失敗しないために重要なこともご覧ください。